2010.4.11
昭和３年（1928） 大阪市此花区上福島南三丁目の田辺写真館の長女として誕生 昭和９年（1934） 上福島尋常高等小学校(現福島小学校)入学 昭和１５年（1940） 淀之水高等女学校(現淀之水高等学校)入学 昭和１８年（1943） ４月福島区成立(北区・西淀川区・此花区のそれぞれ一部から) 昭和１９年（1944） 樟蔭女子専門学校（現大阪樟蔭女子大学）国文科入学 昭和２０年（1945） 工場動員、６月１日の大阪大空襲で自宅の写真館焼失、１２月父貫一死去 昭和２２年（1947） 樟蔭女子専門学校卒業。 金物問屋に就職(２９年まで) 昭和３１年（1956） 『虹』で大阪市民文芸賞受賞(ペンネーム「木下桃子」) 昭和３３年（1958） 「婦人生活」に『花狩』を連載、 最初の単行本となる。 昭和３９年（1964） 『感傷旅行（センチメンタル・ジャーニイ）』で第５０回芥川賞受賞 昭和４１年（1966） 神戸の医師・川野純夫氏と結婚 昭和５１年（1976） 大阪芸術賞受賞 昭和６１年（1986） 第４０回神戸新聞平和賞受賞 昭和６２年（1987） 直木賞初の女性選考委員。 『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で第２６回女流文学賞受賞 平成２年（1990） 第１０回日本文芸大賞受賞 平成５年（1993） 『ひねくれ−茶』で第２７回吉川英治文学賞受賞 平成６年（1994） 第４２回菊池寛賞受賞 平成７年（1995） 阪神・淡路大震災被災。紫綬褒章受章 平成８年（1996） 兵庫県一宮町に文学碑 平成１０年（1998） 第３回井原西鶴賞特別賞受賞。 『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第２６回泉鏡花文学賞受賞 平成１１年（1999） 『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第５０回読売文学賞「評論・伝記賞」受賞 平成１２年（2000） 平成１２年度文化功労者に選ばれる 平成１５年（2003） 『姥ざがり花の旅笠』で第８回蓮如賞受賞 平成１８年（2006） 『田辺聖子全集』全２４巻、別巻１、完結。文学活動５０年 柿衛文庫「ひとつきだけの田辺聖子文学館」開催（８月） ＮＨＫ「芋たこなんきん」放送開始（１０月） 大阪市立住まい情報センター「田辺聖子さんと大阪の本を集めて」展（１２月） 平成１９年(2007) ＳＯＧＯ心斎橋本店｢田辺聖子の世界展」（１月） 平成２０年(2008) 文化勲章受章 §§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§ 参考 少女時代や福島を舞台に した作品、大阪大空襲に触れた作品 『田辺写真館が見た"昭和"』文芸春秋 2005 「私の『私の大阪八景』」『ほっこりぽくぽく上方散歩』所収 文芸春秋 1999 『楽天少女通ります−私の履歴書−』日本経済新聞社 1998 「淀川少女(おとめ)」『淀の流れ七十年』所収 淀之水高等学校 1994 『おかあさん疲れたよ 上・下』講談社 1992 『しんこ細工の猿や雉』文芸春秋 1984 「わが街の歳月」『歳月切符』所収 筑摩書房 1982 「田辺写真館なるものありき」『大阪春秋 ５１』所収 大阪春秋社 1987 『欲しがりません勝つまでは−私の終戦まで−』ポプラ社 1977 「民のカマド＜福島界隈＞」『私の大阪八景』所収 文芸春秋新社 1965 『花狩』東都書房 1958